スペイン巡礼の道 21日~25日目

スペイン巡礼の道

4月20日 21日目 晴れ 時々曇り 風 山の頂上付近強し
Trabadelo ⇒ Triacastela 40km近く

 最後の大きな山を越えた。そしてゴールのサンティアゴまで130kmの地点まできた。もう目の前だ。もうすぐ終われる。
 
 朝、宿で無料の朝食が出される。ここの宿は三つのルールがあって、その1つに朝の目覚ましを鳴らしちゃいけない。宿の人が起こすからと言う。朝食の準備が出来てからの起床でそれも朝一にギターで歌を歌ってのモーニングコール。まあ、悪い感じはしなかった。
 起きたら、同じ部屋の他の二人の宿泊者が寝袋ごと消えていた。また、やってしまった。昨日は疲れすぎていて、いびきの大合唱があったのだろうっと思われる。起きてすぐに二人にごめんなさいを言い行く。彼らは隣の部屋で寝ていた。さっぱりしていて全然気にしないでくれと言ってくれるののには助けられる。そして八時過ぎの朝食。そこから宿を出たのが9時前。いつもよりも1時間も出遅れる。

 今日はこの巡礼の道のもっとも高い標高の山を登らなくてはいけない。といっても1300mほどの高さ。最後の大きな山越えだ。おなかの調子は一応良好。そして出だしの遅れを取り戻そうと少し早歩きで歩く。2時間ほど、進んだ辺りから山を登りだす。なだらか登り坂でそこまでの辛さはない。横をカップルがチャリンコで通り過ぎていく。チャリも山道は相当大変そうに見える。ドンドン登っていく。小幅のスッテプで、それでいて足の回転を速くする。息を切らしながらもスイスイと進む。中腹の町に着き、そしてさらに上へ登る。2~3時間ほでで頂上に。風が強い。少し肌寒さを感じる。
 頂上には十字架が立つ。頂上の町もまた、中世の町並みを残している。どこもかしこもだ。実際はかなり立て直された感がする。どこの町も真新しい建物になっている。この巡礼の道の為、かなり修復したのだろう。ここでも、ちょっとゆっくりした後、すぐに下山をする。それから、アップダウンの繰り返し。登り坂の際、若いスペイン人に勢いよく抜かされる。そして挨拶をしたらカモーンっと言われ着いて来いよっと挑発される。こっちのバックを見ろ。お前の三倍あるぞっと言いたくなるが我慢して見送った。そして、お前、見てろよ。下りになったら絶対お前を抜いてやるからな、そこでカモーンって言い返してやるからな。っと心の中で沸々とライバル心がわく。その坂を登りきったところに、そのスペイン人が腰をおろして休んでいた。話しかけてみると結構いいやつで、まぁいっかと言う気持ちになった。

 ここからが全て下り道に変わる。そして牧場地帯に入る。牛がそこら辺でうろついている。牛が多すぎて鉄塔までも牛に見えてくる。そこから一つ目の街に着いたのが4時半前。ここから8kmほど下ったところへ次の町がある。悩んだ揚句、下った。この辺りから疲れてきて肩も足も痛くなりだす。休憩を何度もとり、ヒーコラヒーコラーしてたどり着いたのが夕方6時半ほど。久し振りにかなり堪えた。山越えて下って40km近く歩いたと思われる。後はゴールへ行くのみ。待ってろサンティアゴ!残り130km。ちなみに夕食はキッチンがなくフランスパンにツナとチーズのをはさんだもの。うまい。

4月21日 22日目 晴れ 時々曇り 風なし 
Triacastela ⇒  Sarria 26kmぐらい


 朝起きるて外に出ると晴れ間が広がっているがジャケットが必要な寒さも広がってる。

 7時半ほどに朝食をとらずに出発。昨日の疲れが動きを鈍くしている。軽く尻肉が筋肉痛だ。そして30分で肩の痛みがくる。今日は駄目だこりゃっと弱きになる。透き通ったきれいな水の川が流れる道沿いをその音を聞きながら歩く。そうこうしていると霧が立ち込めてくる昨日に引き続き牧場地帯での歩き。朝からむしゃむしゃと草を食べている牛にうまいか?って声をかけるも何も返ってこない。木々に囲まれ、歩く環境は申し分ないのだが、体がのってこない。そしてUP、Downの繰り返し。得意の下りでも歩くのが遅い。肩の痛みから30分毎に休憩をとり、いっぷくしては歩くの繰り返しを2時間ぐらいしたところにようやく一つ目の町が出てくる。ここで、オレンジ2つとチョコパンを買い休憩をとりながら、ほおばる。うーん、どうも調子が出ない。これはコッテンっと寝るかっと考えながら街を去って進む。

👇こんな感じに霧がでる

 徐々に霧がはれ、青空がところどころに、のぞいてくる。上着を脱いで半そでで歩き出すと、天気とともに動きも少しづつ快調になりつつある。タバコ休憩をとりながら進んでいくと、気づいたら2時半を過ぎSarriaという大きな町に着いた。
 あっという間に時間が過ぎる。この間、日曜日だと思っていたら一週間が過ぎて、今日も日曜。2日前のこともろくに覚えていない。こいつはあれだ。だめだこりゃだ。そんなに歩いてどうする。今日はゆっくり休もうと決め、教会前でフランスパンをかじって宿へ向かった。ゆっくりする。っと決めたら、ご飯奢るから食事に行こうぜっと昨日の宿が一緒だったベネゼーラ人に言われ皆で食事を。ただ、パンを食べたばっかりでおなかが空いてなかったので軽くデザートを食べて、ワインを飲む。2ユーロほどだったが奢ってもらってしまった・・・。皆でご飯へ行ったのが4時くらいでそこで皆の食べきれないものをもらいお腹一杯になっていたので夕食は食べず。
 明日は歩くぞー

👇みんなと食事

 

4月22日 23日目 晴れ 時々曇り 風なし  
Sarria ⇒ Eirexe 40kmくらい

 人が多い。朝から人がモリモリいる。
 聞けば昨晩の街 Sarria から歩き出している人が多々いる。ゴールのサンティアゴまで100kmちょい、そのぐらいの距離ならゆっくり歩いても1週間で着ける。ちょうどいい距離なのかもしれない。この巡礼の道はどこからスタートしてもいい。メジャーなスタート地点は自分が歩き始めたサン・ジャン・ピエード・ポーという所だが、ある人は自宅から、ある人はローマから、と歩き出す地点を選択できる。そしてルートも多岐にある。

 そのゴールまで100kmちょいの地点として人が多く、朝から何かやる気をそがれる。団体の人達も多くいる。抜かしずらい。昨日の早めに歩きを止めた為、体が今日は軽くドンドンと人を追い抜いていく。登り、下りが連続し、牧場地帯をまた歩く。朝の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込めば…馬糞の匂いでぐったり。。その匂いが今日の最後まで続いた。

 山のところどころにワラビが、たんまり生えている。持っていって今日の夕食にしようかと思ったが、アクを取るのが面倒だし、味付けはどうしていいのか分からないので止めた。知らない山菜はたっぷりあるんだろうな、知っていたら取り放題、食べ放題でタダ。そしてカッコイイ。これでも、高山植物は大分忘れてしまったが、ちょっとだけ詳しい。かっこいい。
 
 そうこうしていると、お昼過ぎに Portomarinという街に着いた。湖のほとりに丘があり、その丘の上に街が立つ。湖と青空と街並が合わさって一つ。一本!


 昨日の街からの多くの人がこの気持ちのいい街に泊まるという。魅力的すぎる。ここで泊まるか迷った。ただ、前回にこの街に泊まったというのもあり、まだ、お昼を過ぎたぐらいの時間だったのでしょうがなく歩き続ける。ここで昼食にオレンジとフランスパンを食べる。そして次の街まで2時間ほどで着く。ここで泊まろうと考えていたのだが、まだ、時刻は3時。
周りに何もなく、牧場と、その匂いがあるので、さらに先へ。

 次の街も、また同じ。次の街もまた同じ。次の街は一泊10ユーロ。高い。はい、次。そうこうして歩き続けたら40kmほど夕方6時過ぎまで歩いてしまった。そりゃ、疲れるってわけで、最後の登り坂が苦しい苦しい。しかししかしサンティアゴまで75km。おーーーもう着いちゃうぞーーい!!これはきたな!!とりあえず夕食にパスタ醤油味でしめる!待ってろサンティアゴ!!

 

4月23日 24日目 快晴 雲ひとつなし  
Eirexe ⇒Arzua 36.2kmぐらい


 ゴールはもう目の前!サンティアゴまで45kmをきった!

 なんだかんだで今日も5時まで歩いてしまう。疲れきった。朝から人が多くあまりすっきりしな。ゴールに近くなり、ますます人が増えている感じだ。朝から雲なしの快晴。少し肌寒いが歩けば問題なしだろう。朝食にフランスパンを食べ8時にスタートした。

 もうすぐでゴールだというのに、全く持って気持ちが上がらず、まだ歩くのかっという感じだ。多くの人を朝から抜かしていく。そして、アップダウンの繰り返し。丘を越えてはまた丘が現われる。もうないだろーっと気を抜いたら丘が現われる。結局それが最後まで続いた。
 朝一番で会ったフランス人の夫婦が何年間かけてフランスのどこかの地域から歩いてきているという。その距離2000kmと言っていた。一体何がそこまでさせるんだろうか、なぜに歩くのだろうか。また、自分もなんで歩いているのだろうかと、そんなのを考えながら歩いていたら、あっという間に街を過ぎる。林の中、森の中をぬけ、視界が広がり、全体が見渡せ、牧場が広がり、杉の木の匂いがし、そして登り下りを繰り返す。
 
 Melideという大きな町に着いたのが12時を過ぎていた。スーパーで買い物をし、ついでにお昼も調達。1ユーロで大きなパイを買いそれを昼食にした。久し振りの別メニュー。うますぎる。この間も久し振りにビールをおごってもらったときの美味しいこと、美味しいこと。久し振りに、〇〇をする。この感覚は素晴らしいと思った。久しぶりにオレンジジュースをもらったときも、やばかった。あごが取れるかと思ったほど。そんなんで休憩後、歩いて歩いて、5時。ここArzuaに着いた。午後に入り。日差しがつよくなり、気温も一気に上がって汗だく。もう夏になってしまったんじゃないかっと思ってしまう。また、日に焼けて、クロマティー になってしまっている。そんなんで、サンティアゴの匂いを捕らえた!もうすぐだ!!早く終わってくれ!!夕食パスタトマト味!

 

4月24日 25日目 快晴 雲ひとつなし  
Aruzua ⇒ Monte do Gozo 35km


 見えた見えた。ゴールのサンティアゴが見えた!
 今日泊まる宿の丘の上からサンティアゴの町が見える!捕らえた!残り5km。今日歩ききって着いちゃってもよかったのだけれど明日の朝一番で向かうことにした。

 朝いつものフランスパンにコーヒーとの朝食をとった後、8時に宿を出た。また今日も人が多い。蟻の行列かって思うほど・・・は、いないが多い。そこを急がずににゆっくりと進む。また今日もアップ、ダウンの道が多い。ただ林の中の道も多く、天気もいいので、気持ちがいい。匂いフェチがちょっとある自分は結構、鼻が効く。林の中の木々が日に照らされ乾いて発する匂いがたまらない。森林浴もまた心地よい。街と街の間が長く、なかなかつかないなか、リラックスして歩けた。お昼前に少し大きな街に着いたが、素通り。
 そして歩く。道路沿いにあるベンチで昼食に昨日買いこんだクロワッサンをたんまり食べ、一服。休憩を長く取ると眠くなり動きたくなくなるが何とか腰をあげ歩きスタート。
 標識にサンティアゴまで20kmというのを見る。もうここまできた。さー最後の追い上げだって気合が入りそうだが、まだ歩かなくちゃいけないのかっという、気持ちのほうが強い。そして途中にギリシャ人の・・・うー名前が出てこん。パブロにしておこう。その彼と一緒に歩く。ペースも違うし、肩がすぐに痛くなるので休憩も多くとるので、基本は1人で歩くのを好んで、人と一緒に歩かないのだけれど、何だかパブロは自分を待っていた的なことを言ってくれるので、その後2~3時間、今日の宿まで歩くことに。そして、アップ、ダウンを二人して、またかよ、先は見ちゃいけない、下を向け等、文句を言いなが歩ききった。

 着いたのが5時前だ。そしてここの丘より、サンティアゴの町を眺める。長かった。ようやくここまできたよ、サンちゃん。と挨拶をしておく。そんなんで、明日、キリスト12使途の1人聖ヤコブが眠るゴールの教会へ!いくぞーおー!

動画、良かったら見てください!

👇木陰で休んでたら、かなりの羊に囲まれました!

 

👇甥っ子、姪っ子へのビデオレタ―

 

👇教会と壁画

👇山の上の銅像

👇綺麗な花が咲く道

👇爽やかな木々