スペイン 巡礼の道 初日~三日

スペイン巡礼の道

日記になっているので
特に面白みなく字だけが並ぶので暇潰しにでも
写真だけでもよかったら見て下さい。

前日に巡礼者の登録を行う。
2ユーロ。(これをしておかないと、巡礼宿には泊めれない。)
そしてそこで巡礼者のシンボルマークの貝殻をもらい
バックパックに付ける。
(付けても付けなくても良いのだが、気持ちとして付ける。)

そしていよいよスタート。

3月31日 快晴 初日 サンティアゴ・デ・コンポステーラ ⇒
Roncevaux 約27km


やられた。かなりやられた。
二度目ということで少しは余裕があるかと思っていたが、全くもって余裕がなかった・・・。
朝6時半に宿を出て、今日の目的地に着いたのが夕方5時とか。休み休みだけれど
10時間ぐらい歩いたらそれは普通に疲れるだろ。そして、パリで会ったなおさん宅に
かなり、いらない荷物を置いてきたにも関わらずおそらく、まだ20キロぐらいの重さがバックパックにあるだろう。
何でこんなに重いのか・・・。そんな背負って10時間ぐらい歩いたら普通にやられるだろう。
そして朝一番から道を間違え、山を2時間かけて1000m程登ってしまった。
そしてその道を1時間かけて戻る・・・。なんてアホなんだ。
ただ、その上からの景色はとても気持ちのいいものだった。
牧草地帯が広がり、羊が群れをなす。歩きながら将来、羊使いになろうかと本気で思ってしまう。

まだ日が昇る前、朝6時半より歩き出した。宿の人たちが起きるのが早すぎる。
5時にはほぼ全員、20人ぐらいの人たちが起きだしていた。
早すぎだろ。

本当は、本日ピレネー山脈を超えてスペインへ入るはずなのだが、数日前に雪が降り
通行止めになっているみたいで迂回路を取らざるをえなかった。
ピレネーからの景色がかなり美しいのに・・・残念だ。
そんなんで午前中は中世の面影を残す昔ながらの街中や山々の中を歩き続けた。

春です!春が訪れています!

川のせせらぎ、小鳥のさえずり。
タンポポは咲き乱れ、木々はツボミをつけ
小さな足元の花々は春の訪れの祝砲をあげているかのように
生命の息吹を前面に押しだ出す。
トカゲが尻尾をふりふり走りだす。
新緑の黄緑が春の日差しでひかり輝く。
春です。春が来ています。気持ちいい。
自分の人生の春はいつくるのやら・・・。なんちゃって!

ただ所々には雪が残り、陰ったり、休憩をすると寒さがやはりまだある。
そして午後の後半。山間を川に沿って緩やかな上り坂が続く。
それも、車道を歩いた。
雪で、やはりわき道は通れないと言う。車道がまた疲れを倍増させる。
コンクリートは足に響く。肩も徐々に痛くなりだす次第。休憩を何度も入れる。

その道中。不思議なことが起きた。

気づいたら目の前50メートルほどのところに男の人がいた。
下ってきている。その人を見ていたら突然、
姿が下に落ちるように消えた。
んんん。何処へ???

そしてその近辺を見渡すも、何処にもいない。
確実に消えた。誰だったんだ??

山ではそんな超常現象は何度かあった。
山の頂上付近のいるはずないところに人が歩いていて目を離した瞬間いなくなったり
誰もいないのに声が聞こえたりと。
錯覚だろうと気にしなかったのだが…。」

今回のは確実に目の前から人が消えた・・・・。
なんだったんだ???

そんなことを考えつつ、山を登っていった。
偉く長くなだらかな登り道をゆっくり肩を気にしながらゆっくりゆっくりと。
そして今日の宿に到着。かなりやられた。
ま、あと2、3日すればなれるだろうー

4月1日 2日目 朝から冷たい雨  Roncevaux⇒
Larrasiana 33.3キロ

冬がきた。春が来たと思ったら冬が来た。
昨日の天候と打って変わって朝から冷たい雨。
雪が降ってもおかしくないと思われる気温の低さだ。
朝、起きたら体中が痛い。筋肉痛が襲ってきた。
アコンカグアを下山して約一ヶ月経ち筋肉がこうも落ちるものなのか?
そんなの想定外だ。そして雨が降っている。やる気がかなり落ちている朝一番。
それでも朝一番のお勤めのうんこを出し、気持ちを奮いたたせようとするも一向に上がらん。
しかたなく皆の動きに合わせる様に7時半に宿を出た。

冷たい雨が降りしきる。時折、風と強い雨を伴う。
そんな中、林を抜け、山を下る。
足元は雨でぬかるみ、何度も足を滑らせる。
一時間ぐらいだろうか、隣町に着いたのは。
カッパの首筋を伝って背中はびしょぬれ、靴は雨で濡れつつある。
むき出しの手は、かじかんで動かない。とにかく寒い。
我慢できずに街のパン屋さんでコーヒーとクロワッサンを食べ、暖を取る。
雨が止むのを窓越しに見つめるもその気配がない。
仕方ない。気合をいれ、歩き出すことに。
寒さか、雨のどっちか一つだったら我慢できる。
二ついっぺんにくるなよ、このやろう。

今日は山の下り一辺倒だと思い込み、工程はらくなものだと思っていた。
二つ目か、三つ目の街を過ぎたあたりから
いけば行くほど山が近づいてくる。何か山の塊を越えるみたいだ。
道もアップダウンを繰り返し、山の中へと入っていく。
聞いてない、言えよ。

雨も止まず、靴下まで雨で浸っている。
山の中に入ってしまうと、雨が降っているので休憩ができる屋根がない。
バックの重みで肩が痛くても荷が降ろせない。
だんだんと嫌気がさしてきた。
何でこんなとこを歩いてるんだ。何でこんな辛いおもいをしなくちゃいけないいだ。

そんな思いでいると、徐々に体も想いどうりに動かなくなってくる。
咳も出だし、風邪っぽい症状にもなってくる。
くっそーくっそーと思いながらも山を登るしかない。
歩くしかない。文句垂れても、不満を口にしても歩くしかない。
だったら黙って歩けと心で思う。
そんなこんなで自分自身と雨と寒さを相手に格闘していたら、山の頂に着いていた。
雨もようやく上がり出す。そこから少し下ったところに
車道と交わる広く展望が開く場所へ出た。腹が減った。
スペインに入ってるだけれどフランスパンをかじる。
マヨネーズをかけただけのパンだがそれでも美味しい。

スペインだけれど、フランスパン最高。

休憩したものだから体が冷えてきている。すぐさに歩く。半分走って下る。
45分ぐらいでZubiriという街までおりた。
雨の日は歩くのは本当はよくない。ふやけた足にマメや水脹れが出来やすいのだ。
なので、ここの街で泊まるかどうか迷ったあげく次の5キロ先のLarrasoanaへ行くことへ決めた。またまた泥道の中、ゆるいアップダウン繰り返し、一時間半ほどで、今日の宿に到着。巡礼宿、6ユーロときたものだ。
到着時間午後4時半。お疲れちん。明日は晴れてくれ。


4月2日 3日目 Larrasiana ⇒
Cizur Minor 32km?    曇り時々晴れ

滑りおった。こけおった。

ぬかるんだ道を歩いて二度も滑ってこけ
バックがグチョグチョの泥に浸かりおった。
バックにかけて干していたパンツ、靴下、タオルは泥まみれ。
川で洗濯しなおすしまつ。自分は何してるだ一体・・・。
バックは洗えずタオルで拭いたのみ。汚いよごれのまま。くっそー。

朝7時半の出発。朝から林の中のぬかるみを歩きだす。
危ない、こけそうだと、分かっていた。
分かっていたのにもかかわらず
ドッテーン ビシャー。
後ろから歩いて追いついてきた人には、
バックの汚れ具合を写真に撮られるぐらい。

泥まみれ。

後から来た人もこけてパンツが汚れていたのには、申し訳ないけれど喜びを感じた。
歩き出して、3~4時間ほど、この巡礼で初めての都会に入る。銀行だったり、ビルやマンションが建ち、バスが走り、カフェがある。
久しぶりの大きな町で歩きながらもテンションが上がる。
パン買い放題。
カフェ飲み放題。ってそれぐらいしか
することがないんだけれども・・・。
そこから、1時間もかからないうちに、牛追い祭りで有名なパンプローナという町まで来た。こっちこそ本物都会。何でもある。
またまたパン買い放題
町並みも高い城壁に囲まれ、その上に古い建物がところせましに並ぶ。協会や大きな広場もある。
ここを、牛が走り抜ける。その情景を思い浮かべていたら
おもわず、モーっと言いたくなったが言わずに我慢した。

ここパンプローナでバックを背負いながらも町をゆっくり見てまわる。疲れてベンチで腰掛、ポケッーとただ街を眺めていた。
そうすると、あっという間に眠気が襲ってくる。これじゃ、いかんってなもんで次の街へ移動する。
ここで、さようならパンプローナ。

結局、隣町に着いたのが、5時近くだった。そして夕食にパスタを作る。
こうも毎日パンとパスタばっかり食べてると
体臭がパンとパスタの匂いなるのじゃないかと思ってしまう。

 

👆👇途中の街並

👆こけてドロドロのバックパック

👆👇パンプローナの街 牛追い祭りで有名な街
ここを牛が走る!

👇途中の風景

👇宿のカメに餌