ついにやられた!アルゼンチン メンドーサにて!

アルゼンチン

やられた···見事にやられた!

旅で初めての強盗にあった···!

もってかれた。貴重品を入れていたサブバックを持ってかれた···。
PCを持ってかれた···。
ネパールで買い揃えた登山服や登山用品···。
その他もろもろ···。

旅で初めて強盗等の被害にあった。
悔しい。情けない。

油断の他、何ものでもない。

 

警戒心が全くなかった。

百戦練磨的に自信過剰になっていた。

ここメンドーサは穏やかで安全なところと勝手に思い込んでいた。

移動が1週間続き、疲れがピークなところ

眠気とバックパックの重さにやられていた。

綺麗でセクシーな女性に目を奪われていた。

アルゼンチン人は優しい人だらけだと思い込んでいた。

いつもなら、ガイドブックなどに載っている
危険情報のパターンを頭に入れておくのに
今回はロンプラの英語番だったので
面倒で読みもしなかった。

 

確実に危険予知能力 ゼロの腑抜けだった。

南米で良く聞く、よくあるパターンのやつ!

インクを通りすがりにカバンや衣服に引っ掻け
他の人が汚れが付いてますよ、と話しかけ、
カバンを降ろし、その話しかけてきたやつと一緒にカバンの汚れをティシュで拭いている間に
もう一人のやつが、どうしたんだ?的な事を話しかけて気をひいている間、
貴重品が入ったバックから目を離したところ、
別のやつがカバンを持っていく。

そのパターンに見事はまった。

気持ちいいほど、ばっちしはまった。

今回、自分の場合
上からコーヒーカップが落ちてきた。
アジア人だと思ってバカにされて
ひっかけられたと思い
めちゃめちゃ頭にきていた。

そして40〜50代の女が話しかけてきた。
体の前後に背負っている2つのカバンを下ろす。

この時は全く気付かなかった。
それでも貴重品バックを目にとめ
気にかけていた。

そしてティッシュで拭いている際
男が貴重品バックの逆側から話しかけてきた。

そっちを向いて、すぐに、あれ?
これはどっかで聞いたことあるパターンだと
気付いた。

その間1〜2秒。

時すでに遅し!

バックがゴーン!

どっかへゴーン!

その場で大声を挙げた。
英語で助けを求めるも
ただ、皆がこっちに目を向けるのみ。

女が仲間の一人だと思い、取っ捕まえる。
女は必死に逃げる。
それでも取っ捕まえる。
女の服が破ける。

そこへ、自分に話しかけて気をそらした
男がまたやってくる。
女を離せ、と。
その男へまた気を取られてるスキに
女が自分の手から離れ、逃走。

追いかけようとしたが
その場には大きなもう一つのバックパック残っている。
離れられず。
呆然と立ちすくむしかなかった。

唇をかみしめ
ポケットの中のゴミ屑を地面に叩き付けた。

くっそーー

その後、悪人の後に善人現れるじゃないけれど
アルゼンチン人の男性に助けられた。

スペイン語ができず、話も通じない自分に
親身になって助けてくれ
落ち込んでる自分を、心から慰め、励ましてくれた。
警察などへ連れていってもらい、状況も説明してくれ
3〜4時間も付き合ってくれた。

そんな彼に、自分が出来たお返しは
ジュースの一本のみしか出来なかった。
どうやって返せばいいのだ···。考えてしまった。

人生は思いどおりにいかないものだ。
そんなんで反省。そして自業自得。
ただ、カバンが無くなって痛いけれど
何かすっきりした。
悔しくて情なさすぎて、逆に燃えてきた。

このままじゃすまん!
このままじゃ終わらん!
やるぞ!

アルゼンチン

Posted by shige05101978