キルギスにいるけれどマサイ族

チャリ一時中断の旅(ケニア、タンザニア)

ビザ待で時間があるのでマサイ族ネタを。

 

 

ケニア、タンザニア付近には、あの有名なマサイ族が住んでいる。マサイ族の村とかにはツアーとかでいけるのだけれど,その辺の街にもマサイの戦士がいる。
 
 

キリマンジョロ山の基点の街 モシュにも泊まった宿に何人かのマサイ族の人が守衛として滞在していた.


DSC01322👆
宿の前にてマサイ族

そのマサイ族の守衛の1人もマラソンに出場するということでマラソン大会の2日前に一緒に街のハズレにあるホテルへその出場登録を行いにいった。

 

彼もフルマラソンを走ると言う。

そして
出るからには勝たなくてはいけないともいう。
2時間台で完走も出来る
と彼は言う。

 

さすがマサイの戦士だ。鍛え方も違う。

彼をちょっと尊敬した。
 
マラソンの登録場所のホテルにつき、少し待ってから
出場の受付をさーいっちょやってやりますか!!
の勢いでフルマラソンの登録カウンターへ行ったのだけれどもさっきまでいたマサイの戦士がいなくなっていた。

 

トイレにでも行ってるのかと思い気にしなかった。

が…。

 

気づいたら
ハーフマラソンの
受付カウンターに
並んでおった!!!
 
えーーーー!!!!

 

あれだけ豪語していたのに!!!!
がっかりした!  
マサイの戦士にがっかり!!

 

何でなんだ!?  何でなんで!?  
と彼に尋ねると

 

彼の友達にフルマラソンはデンジャラスと言われたから変更したと答えおった! 何がデンジャラスなんだと尋ねても
デンジャラス。

危険、危険の1点張り !

意味がわからない !

 

そんなことがあったけれど、とりあえず受付をすませマラソンのスタート地点となる場所をマサイの戦士と一緒に下見に行った。

 

この際だから彼にマサイ族についていろいろと聞いてみた。
マサイの人達は青年期から動物たちと戦うらしい。
ライオンやトラ、ヒョウ、象とまでも。

 

怖くないのかと尋ねると

 

全く怖くないという。
さすがマサイの戦士。
勇敢だ。

 

動物は危険じゃないのか? (ノー デンジャラス) と聞く。

 

ノーデンジャラスと言う。

 

だけど、マラソンはデンジャラスなんだよね?と聞くと

 

イエス!   デンジャラス!
と即答しおった!
一体、マラソンの何がトラやライオンより危険なんだと思うが、その会話で笑わせてもらい爽快さを感じた。

 

また、マサイの戦士は常に杖みたいな棒を持っている。

それについても尋ねてみた。


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👆ちょっと見づらいけれども右の彼が左手に手にしているのがその棒

その棒は小さい頃から常に携帯しているらしい。

自分が感じたのが命の次にその棒が大切なのかなって思えるぐらいだった。

 

そして彼は言う。

 

その棒を持ってないとマサイ族の18番である マサイジャンプも出来ないと。{テレビとかでマサイ族がジャンプしているの観たことあると思うけれど}
棒を持たなければそのジャンプが出来ない!?
え!?

ありえない!

意味が分からない !

 

意味がわからなく再度、尋ねると

 

ジャンプが出来なくはないが、棒を持たなければジャンプの高さや勢いが半減すると言う !

 

せっかくなので棒を持った時のジャンプと棒を持たない時のジャンプをしてもらった。
はじめに棒を持った時
ビョーン !  
ビョーン !
ビョーン !

 

跳ねる跳ねる!

 

すげー ! これがマサイの戦士だ!

さすが!

ジャンプ力と勢いが違う!

 

それをみてちょっと感動したぐらいだ。

 

そして次に棒持たずにジャンプをしてもたらった。
ピコーン、ピコーン、ピコーン

 

おいおい、全然勢いないじゃないか!!
高さ 勢い 共に半減 !!

でも!
うそっぽい!!!

それは嘘でしょ!?

と思えた!

わざと軽く飛んでるとしか思えなかった!
棒があるとないとでジャンプ力が違うとは思えない!
それでもやはりマサイの血には何か不思議な力があるのだろうと思うことにした!!

 

そんなマサイの戦士。

いつもニコニコしていて,ちょっとおちゃめなマサイの戦士.。

一緒に会話していて心地良さを感じた。

いつかマサイの戦士の修行を受けたいと思えてきた。

そんなマサイ族の戦士達でした。