ニューヨークで3ヶ月過ごした時の話②

2021年

このブログを始める前に2005年~2008年の27歳~30歳の約3年間、各国で働きながら世界を旅をしていました。その記録はこのブログではなく当時mixiが流行っておりそこで旅の記録を綴っていました。

前回の記事 「ニューヨークで3ヶ月過ごした時の話①」の続きの話でこのブログに載せてみました。(状況の説明を加筆して、当日書いた記事を少しだけ修正して載せただけになっています。)

 

ニューヨークに着いてこんな状況でした↓

日本を出て約1年半ほど経ち、お金が無くなりかけてトルコからニューヨークへ仕事を探しに飛んだ。

思った以上に飛行機代がかかり、安宿に1週間分のお金を払ったら全財産が約1万円ほどになってしまっていた。

 

もう必死だった。お金がないから必死にならざるを得なかった。働けそうな飲食店に雇ってもらえないか手当たり次第に聞いていった。

問題だったのが自分のビザが観光ビザだった。働くには違法だし、3ヶ月しか滞在が出来なかった。

そんなんだから断られまくった。

 

でも人間は追い込まれると火事場のクソ力が出るみたい。

一度断られたところでも、その中で感じのよい断られかたのところに再度、働かせてくれないだろうかと聞いてみた。

普段なら腰が引けて、そんなこと出来ないだろうけど、でもやるしかなかった。

多分、悲壮感がかなり漂いまくっていたと思う。

そしたら、しょうがないねって感じでオーナーは雇ってくれた。

 

もう、ここのオーナーは命の恩人。

感謝しきれなかった。

 

そんなんでニューヨークで日本食居酒屋で働かせてもらることになり、なんとか明日ご飯が食べれると思えて安堵したのを今でも覚えてる。

 

そんな感じで働きだし、ニューヨークに滞在三ヶ月した。そしてアメリカを出国するその日に書いた当時の記事が下↓になります。

 

↓ここから当時の記事になります。

2007年に6月20日 当時29歳

制限時間。

制限時間いっぱい。待ったなし。
明後日でビザが切れるので、
今日の夜行バスでアメリカを出国します。カナダのトロントへ向かいます。

ニューヨーク生活3ヶ月。なんとか金銭面、再復活。

過ぎたらあっという間だった。初めは苦しかったけれど 楽しかった。 

最後の一ヶ月、休みなし。

朝昼、弁当配達、
夜、居酒屋と働きづめで、
睡眠時間2〜3時間とかもありだったけれども、出来た。

 

人間寝なくても何とかなるもんだと思ったりもした。
まあ、お金ないんだからそんなのあたり前の事。

でも、働いてて思ったことは
疲れてたり、眠かったりだったのに、なんだか
オモイッキリ生きてる感があったのは何でだろう。
日本でサラリーマンやってる時ってそんな感覚は なかったのに。

多分、目的が明確だったからだろう。

 

↓マンハッタンの街中

そしてやっぱりここでもいろんな人に お世話になって助けられた。
昨日も、 バイト先の人たちが送別会を開いてもらい,餞別まで もらってしまい感謝がしきれない。

いつも旅していて思うことは、いろんな所で いろんな人に助けられ、いろいろとお世話になって

いつも受けてばっかり、もらってばっかりで 
それでいて、それを受けた人にただ「ありがとうございます」しか言えなくて…。

どうやって受けた親切や優しさを返していいのか…。

 

いつの日か困った人がいたらお返しできるようしたい。

もちろん、受けた恩は忘れずにいつか返せる機会があればその人達にもお返ししたい。

↓ニューヨークのビルの上からの写真

そしてニューヨーク。
働いただけで、特別なこともしなかったけれど
チャイナタウンで中国人にまぎれていたけれど
ほんの3ヶ月しかいなかったけれど。

自分なりに感じたこと。

せわしなく、歩くスピードも速く
東京と似ているような感じもするが
明らかに違うのが世界中のあらゆるところから夢や希望、自由などの何かを求めに人々が来ている。

 

だからその分、パワーがものすごく大きくて自分をしっかり持っていないとそのパワーに飲まれて流されてしまうのではと思ってしまった。

世界の中心の一つであるのは確かだと思った。

そして自由の女神が自分の為に右手を上げて
脇の無駄毛を処理してくれて、清感スプレーをかけて にっこりと微笑んでくれたと思って、次の地カナダへ向かいます!

待ってろグリスリー!!

 

↓ニューヨークに来る前にスペインで見たサッカーのレアル戦の写真。かなりお酒が入って絶好調の者です。

 

そんな昔に書いたニューヨーク生活の記事でした。

なんか、この頃のハングリー精神とか必死さとかが思い出されて前回の記事のついでに載せさせてもらいました。

自分自身が追い込まれてたり、精神的にやられてたりした時に受けた人の優しさや助けは骨身にずっしりと染みて、普段だったら些細なことだとしても、苦しい時は本当の優しさを見抜けるというか、感じられて、その人の優しさに心を打たれて何度も旅の途中に涙が出そうになっていた。

でも何かちょっと自分自身に余裕ができたり、調子が良くなったりするとすぐにそれを忘れてしまう。

忘れてはいけない大切な何かを簡単に見失う。

しっかりと思い出して覚えておきたい。

そんな感覚もあって昔に他で書いた記事だったけど、こっちに載せさせてもらいました。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました!